人がバナーに興味を持つときってどんな心境でしょうか?
商品がとても魅力的に見えたり、見たことのない物珍しさに目が引かれたり…様々な要因があると思います。
それらの要因の中でも特に大切だと思うのが「共感」です。
以前カクテルパーティー効果の時もお話ししましたが、人は自分に関係があること(名前や地名)などに敏感に反応する傾向があります。
そのことから言えるのは、共感をすることで人は自分の中に落とし込む。
そして自分との関係性が生まれ、興味を持つようになるということです。
ではこの共感を引き起こすためにはどのようなことをすればよいでしょうか。
そのことについてご紹介します。
バーナム効果とは?
みなさん突然ですが下記の性格診断テストをどうぞ!
□あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。
□あなたは生かしきれていない才能をかなり持っています。
□そのうえ、あなたは独自の考えを持っていることを誇りに思い、十分な根拠もない他人の意見を聞き入れることはありません。
□しかし、あなたは他人に自分のことをさらけ出しすぎるのは賢明でないことにも気付いています。
□あなたは外向的・社交的で愛想がよいときもありますが、その一方で内向的で用心深く遠慮がちなときもあります。
引用:バーナム効果の向こう側
どうでしたか?当てはまる項目が多くなかったですか?
ちなみに僕は全部当てはまりました笑
このように、
誰にでも当てはまる曖昧な記述に対して「自分のことを言い当てている」と感じる心理効果
のことをバーナム効果といいます。
人の性格には二面性があり、誰でも几帳面な一面や、マイペースな一面があります。
そしてその二面性があることをあまり意識していません。
そのため、「あなたは几帳面」と指摘されると、自分の性格を言い当てられたように感じて、「当たっている」と錯覚してしまうのです。
いってしまえば、あいまいな情報を提示すれば大体の人に当てはまるということでもあります。
バーナム効果は、血液型や誕生日、星座など占い系に多い傾向がありますね。
(占いを否定しているわけではありません汗)
占いが人気なのは、人は本能的に自分に関する情報を知りたいという欲求があるためといわれています。
バーナム効果を使ったバナー作成テクニックと例
バーナム効果がどのようなものか理解していただけでしょうか?
次にどのように利用したら効果があるバナーが作れるか例を挙げてみます。
健康サプリのLPです。
先ほどのテクニックがしっかり使われてて気持ちいいですね!
朝なんてあと一時間寝たいのなんてよくあるし、たまには寝付けないことだってあります。
こういった誰にでも当てはまることを訴えかけるともしかして自分のことかも!と気になってくるわけですね。
なかなか寝付けない~などもあえて10分以内など明確にせず、あいまいにすることがポイントです。
肝心なのは使うのはつかみだけということです。
これを多用すると最初から最後まであいまいな内容になって怪しさが増してしまうので、初めに目を引いてもらうという目的だけで使うことをお勧めします。
また文章が魅力的なものでも、文字自体が読みづらかったり目立たなければ意味がありません。
そういった場合文字の装飾が大事になってきます。
文字の装飾についてはこちらで解説しているのでよろしければどうぞ!
まとめ
今回はバーナム効果を利用したバナー作成のテクニックをご紹介しました。
バナーを見てもらえるのは約3秒ほどといわれているので、その短い時間で共感を得て引き付けるのが大切です!
アイキャッチなどでも使えるので是非試してみてください
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